ポルトガルと言えば、ポートワイン、リスボン、シーフード、サーフィン、そして…アズレージョ!なかなか耳にしない響きですが、ポルトガルではタイルの事をアズレージョといいます。ポルトガルの歴史と文化に深く根ざしている美しいタイルには、数多くの素晴らしいデザインがあります。 古代 アズレージョの歴史は13世紀に遡り、ムーア人が現在のスペインとポルトガルの領土に移り住み、16世紀から17世紀にかけてポルトガル文化の基盤を築いたとされています。アズレージョという言葉はアラビア語が由来とされ、 「小さな磨かれた石」 という意味です。もともとは、幾何学的な形に切り取られた比較的シンプルな構造で、無彩色の色調をしていました。続きを読む

過去は記憶の集合体とも言われます。アイデンティティの概念は、何を記憶に残し、区別するかに関係してします。 多くの神話にも描写されているブドウ園のはじまりは謎に包まれていますが、最初のブドウ園は、紀元前2000年頃にタルテシアン (Tartessian) によって Tejo川と続きを読む

ポルトガルと日本は長い友好の歴史を持つ国のひとつです。1543年、中国の船に乗った3人のポルトガル人旅行者が種子島に漂着しました。 彼らは日本を訪れた最初のヨーロッパ人でした。 1548年、イエズス会のフランシス・ザビエルがインド南部のゴアから到着し、日本にキリスト教を布教しました。 その後、ポルトガルの商人やイエズス会宣教師が続々と来日しました。 ポルトガルの商人は、錫、金、絹、羊毛と綿の織物などを日本に持ち込み、日本は刀剣、漆器、絹、銀を輸出しました。続きを読む

温暖な気候で、年間の日照時間は3000時間以上もあり、大西洋に面した850Kmに広がる素晴らしい海岸はポルトガルの休日の行楽地として1年中人気があります。 ヨーロッパの中でも最も古くから明確な国境を持っていたポルトガルは、地域によって異なる風景が広がり、多彩なレジャーアクティビティ、そして独特な文化遺産を持ち、伝統と現代が完全に調和した場所です。最高の料理、最高のワイン、そしておもてなしの心を持った人々が迎えてくれるポルトガルは、旅行者にとって最高の場所と言えます。 ヨーロッパの最南端に位置し、他のヨーロッパの首都からわずか数時間のところにあるポルトガルには、世界中から観光客が訪れています。続きを読む

西洋人にとって日本は長い間神秘の地でした。マルコ・ポーロはそれについて記述していましたが、実際には行ったことがありませんでした。1492年に西部を航海したクリストファー・コロンブスの目的地のひとつでしたが、1577年にポルトガルの商人や宣教師が日本に上陸した16世紀になってもほとんど知られていませんでした。ロドリゲスが14歳だった1574年にインドに渡り、客室乗務員として仕えました。この若者がなぜリスボンから南アフリカのケープタウンにある喜望峰を経由して東へと向かう危険な旅をしたのか、その理由を正確に知る人はいません。彼は異教徒を改宗させるための信仰心に満たされていたかもしれないし、単純に大金を求めていただけだったかもしれません。続きを読む

さて、ちょっとしたクイズみたいですが・・・ 日本ではいったい誰が一番最初にワインを飲んだのでしょうか。 そして、そのワインはいったいどのようにして日本へもたらされたでしょうか。 日本で最初にワインを飲んだのは、戦国時代大名の織田信長だと言われています。戦国時代に初めて大名への贈り物として伝えられたワインですが、大変好奇心が旺盛であった信長が、最初にワインを試したのではないかと言われています。 そしてその信長が飲んだとされるワイン、それはずばり、ポルトガル産です!!続きを読む

ワインのはじまり 結論からいうと、最も歴史が古いのはヨーロッパではありません。 ワイン造りが始まったのは、新石器時代ともいわれています。ジョージア(グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャンなどの中東の諸国で野生のブドウの木が育っており、集めていたベリーがしばらく経って発酵を始めたことからアルコールの製造が始まったとも言われています。しかし、現代の考古学ではまだ不明な点も多いのが事実です。 今までに見つかっている最古の醸造地はジョージアで紀元前6000年頃、最古のワイナリーはアルメニアで紀元前4100年頃です。 中東からヨーロッパへ続きを読む