ポルトガル語で「山を越える」という意味のTrás-os-Montesは、ドウロ地区の北、Vinho Verde地域の東に位置しています。

Trás-os-Montes は、オリーブ畑と松林の丘や谷がいくえにも重なり、鮮やかな緑の木々や果樹がおりなす美しい景色が広がります。

ワインとオリーブオイル生産の関連性をたどると、ローマ時代にまでさかのぼります。

現在でも、ブドウ畑の境界石に刻まれたローマ時代のワイナリーを実際に見ることができます。Trás-os-Montes産のワインに独特の風味を与える100年前のブドウ品種が特徴です。

この地域はChaves、Valpaços、PlanaltoMirandês の3つの地域に分かれています。

この地域で生産されているワインは多種多様ですが、TRÁS OS MONTE地域のワインを特徴付けるいくつかのポイントがあります。

白ワインは一般的にバランスがとれていて、非常にフルーティーで、ミネラルが多く、花の香りがします。酸度が高ければ鮮度と複雑さが増します。

赤ワインは、その際立つ新鮮さとアロマが強いことで広く知られています。

どちらも熟成とともに優雅さが増す、上質で素晴らしい美食ワインです。

土壌、気候およびブドウの仕立て方法

標高が350 mから700 mと標高の幅が大きいこの山岳地帯では、気温が0度以下になる寒い冬と、非常に乾燥し暑い夏が訪れます。

Trás-os-Montesの石灰質の土壌は基本的に花崗岩で、片岩の模様や石灰岩の斑点がみられます。

仕立て方法は通常ダブルまたはシングルコルドンです。

ブドウ品種

主な赤ブドウ: トリンカデイラ、バスタルド、マルフォ、ティンタ・ロリス、トゥリガ・ナシオナル、トゥリガ・フランカ

主な白ブドウ:シリア、フェルナン・ピレス、ゴウヴェイウ、マルヴァジア・フィナ、ラビガト、ヴィオジーニョ