ドウロの南部地方、Serra da Naveの南側の麓にTávora-Varosaがあります。 ここでは、シトー修道士が修道院と教会を建て、この地域で初めてブドウを植えました。 Paiva川とTávora川の間に位置するTávora-Varosaは、自然豊かな美しい場所です。そこには、数え切れないほどの小さな畑が山の斜面に広がる畑の棚田があります。 この山岳地帯では、農業(ブドウ、トウモロコシ、ジャガイモ、リンゴ)が主な産業です。

 Távora-Varosaは、1989年にスパークリングワインの産地としてポルトガルで初めて認定された地域です。

Távora-Varosaのスパークリングワインは、糖分が多く、十分な酸性度を持つブドウ種から作られており、エイジングによってさらに香り高いものとなります。 果実は手で収穫され、きれいな状態のブドウのみ選別されています。Távora-Varosa産の白、赤、またはロゼのスパークリングワインはフルーティーでバランスの取れたフレッシュさがあり上品な雰囲気です。

この地域では小規模ながらワインも生産されています。

白ワインの天然の酸味はフレッシュさと完璧にマッチしています。 赤ワインは軽やかで柔らかい印象ですが、エイジングと共にエレガントさが増してきます。

土壌、気候および仕立て方法

この地域は大陸性気候の影響を強く受けているため、冬は寒くて湿度が高く、夏は暑く乾燥しています。 ブドウ畑は平均標高600mm(最高800m)に位置しているため、ドウロ地方やダオ地方に比べブドウの成長スピードが遅くなります。

標高が高いため夜間の気温は涼しく、ブドウは酸味と華やかな果実感が特徴で、スパークリングワインに最適です。 オーガニックな土壌が多く、花崗岩、片岩を主体とし、保水力は低いです。 その他、より肥えた土壌は、高い保水力を持ち、水路の近くで多くみられます。ブドウ樹は、作業を機械で行うことを考慮し垂直に仕立てられています。

ブドウ品種

メイン赤ブドウ:アラゴネス、ティンタバロッカ、トゥリガフランカ、トゥリガナショナル、ピノノワール

メイン白ブドウ:マルヴァジアフィナ、セルシアル、ゴーベイオ、ビカル、フェルナンピレス、シャルドネ

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